導入事例

WORKS

ストレングス・ファインダー®を通じて、社員満足度の向上と、離職の低下に取り組む

株式会社アンサー

※導入した研修:ストレングス・ファインダー®1日研修(全社研修)

研修の成果

参加者のご感想

研修後インタビュー

インタビューまとめ

               

話し手

全社研修企画担当 システム開発部 課長
戸久世 幸雄氏
(以下 戸久世氏)

聞き手
改めてどのような会社か、教えていただけますでしょうか?(業界、規模、特徴など)
戸久世氏
企業のシステムを開発して納入する会社です。基本お客様への常駐がメインとなっています。社員同士が顔を合わせる機会がないのが、他の業種と違うところかもしれません。

現在50前後のプロジェクトが稼働しています。特徴としては、金融系のお客様にJAVAという言語を使って、システムを提供しています。
現在140名の社員。社員は、若手24~29歳の層、35~45歳位で、大きく2つの層に分かれています。

離職の理由を限りなくゼロに近づけていきたい、そう思っていました

聞き手
当初、お持ちであった課題は、どのようなものでしたか?
戸久世氏
たくさんあるんですけど…、ストレートに言うと、離職がなかなかゼロにできない、ということでしょうか。もちろん、ゼロにするのは難しいのですが、限りなく0に近づけていきたい、というのが一番の課題でしたね。
加えて言えば、「社員満足度」を高めていきたい、このことはここ数年特に大事だと思っていました。離職の相談を受ける中で、仕事に対する満足度が低いからではないかと感じていたんですね。

正直このエンジニアの仕事は、どこでもできるのです。
それでも「アンサーでやりたい」「この会社に残ってやっていきたい」「アンサーっていい会社だよね」と言ってもらえるようにしたかったのです。

「若手が主体的に動くためには?」という課題が相談のきっかけ

聞き手
今回、カレッジに相談をしようと思ったきっかけは何でしたか?
戸久世氏
まず課題ありきではありますが、私達は、年に数回、研修をやっています。
主に、若手研修、管理職研修、全社研修なのですが、去年6月に「今年の全社研修どうするんだ?」という話が立ち上がりました。
 
去年は技術についての研修を実施したのですが、技術レベルもバラバラの中で同じテーマの研修となるため、吸収できる人とできない人に分かれてきました。そこで、今回はちょっと視点を変えてみようと思いました。

加えて、「若手向け」というところになると、もちろん辞めてほしくはないのもそうですが、”「自分たちが、自分から動いて、自分の責任でやっていきたい」という主体的な意識をもたせたい”という願いもありました。その課題も同時に実現できる全社研修にしたい、と思っていました。

それを実現するために「どういう研修があるのだろう」と、色々な研修会社に連絡をする中で、日々メルマガを送られている紀藤様を思い出し、ご連絡させていただきました。

メルマガ「カレッジサプリ」

「一番我々の課題感を認識してくれた」、それが決め手になりました

聞き手
今回、いくつかご提案を受ける中で、依頼をしようという決め手になったことは、どんなことでしたか?
戸久世氏
決め手となったのは「一番我々の課題感を認識してくれたのがカレッジ様だった」という点です。

今回「全社向けに何かをしたい」という、我々としても漠然としたところを、もう少し具体的な話として認識してくれました。
漠然としたものを、噛み砕いて、一つの課題として落とし込んでいただけたのは、大きな決め手になりました。

具体的には、当初は「若手の主体性」という課題だけだったのですが、

・管理職に向けてもプラスになる知見を提供したい
・離職防止のために「社員満足度」の向上、また職場内の関係性(特に現場のチーム)の改善が必要
と気づいたり、話をしている中で我々も「あっ、たしかにそれもそうだな」と、具体的な課題が見えてきたことが大きいことでした。

確かに私の見方だと「若手の主体性」に囚われていて、そのキーワードありきになっていたところもあるのですが…。
  
話を進める中で、課題の背景が膨らまされて、具体化されて、提案につなげていただいたのが、しっくりきて、研修がイメージが出来たのが大きかったですね。

お声がけした他社様からは「こういう研修があります!」というご提案は頂けるのですが、その前に、どういう課題があって、だからどうすればいいのか、という研修ありきではないアプローチだったのがよかったです。
「何を実現したいのか」を共に考え、紐解き、整理させていただいたプロセスに、価値を感じていただきました。

期待値以上の効果が得られました。9割以上が満足。狙いは達成できたと思います

聞き手
どのようなことを実施され、どのような成果を得られましたか?
戸久世氏
「ストレングス・ファインダー®」の1日研修を実施させていただきました。
感想でいうと、期待値以上の効果が得られた、と思います。研修後のアンケートでは、9割以上が満足との回答があり、研修の感想コメントにも、我々企画サイドが意識して欲しかった点を書いてくれた人が多数でした。研修の意図した狙いは達成できたと思います。
聞き手
改めて「意図した狙い」はどのようなものでしたか?
戸久世氏
まず、「自分自身に価値がある」と認識してもらえたこと、でしょうか。

今まで「弱み」と思っていたところが見直した結果、実は「強み」であったと認識できた事など、自信や自分の価値認識につながったようです。

強みを活かして仕事をしていきたい、という前向きなコメントが増えていましたし、自分の意志、責任でやっていきたいというところにも合致しました。
人によっては、自分が接する人に対して、「その人の強みを意識して接したい」という言葉も研修後、聞こえてきました。
弊社では年に2回面談を実施しているのですが、その中で「研修後、自分の強みを再認識して自信を取り戻す事ができた」と話してくれた社員もいました。

本人がこれまで現場で、慎重な性格だと思うのを、「慎重さ」がもたらす価値だと知り、本人が「強み」と認識して自信を持てた、といっていました。

もちろんプロジェクトで、スピードが求められる時にどうするかというのは課題ですが、「強みをコントロールする前向きな課題」として、取り組めるようになったと言えると思います。

管理職の変化「社員の”強み”を明確に意識するようになり接し方が変わった」

聞き手
管理職にも研修を通じて、知見を渡したいという狙いもありましたが、いかがでしたか?
戸久世氏
管理職の変化についてですが、研修後の管理職ミーティングの際に、”社員一人一人の「強み」を明確に意識するようになり、接し方が変わった”、という話がでていました。
 
この人はこういう人、と一度自分の色眼鏡を通した見方があるとそれを変えるのはなかなか難しいのですが、テストの結果を通じて「こういう強みもあるのだ」と色眼鏡を外す機会になったと感じます。
研修では、社員一人ひとりの資質順位を一覧にして対話することで、「強みの違い」を明確にしていきます。

研修後フォローアップのメルマガで、「やりっ放しではなくなった」と感じます

聞き手
その他、研修を振り返って感じることはありますか?
戸久世氏
「研修後フォローアップのメルマガをお送りいただいたこと」が、我々としてはよかったな、と思っています。おかげで、「やりっ放しじゃなくなった」と感じます。
 
数ある資質の理解など、限られた研修の時間内では説明しきれていない部分もあったかと思いますが、その後のフォローメルマガを通じて、1つ1つの資質の使い方を細かく解説して下さり、「ああ、なるほど、こういう特徴があるんだな」と改めて振り返ることができました。

あと、研修自体の雰囲気も、明るく皆が発言しやすい雰囲気がよかったです。
一方的に聞くだけでなく、みんなに対して発言する機会を設けていただけたのがお互い理解し合うことができて、ありがたかったと思います。
学びの実践のために、研修後、資質の使い方や特徴をフォローメールとしてお送りしています。
聞き手
また、カレッジの強みは、どのようなところだと思われますでしょうか?
戸久世氏
また、カレッジさんの良さですが、紀藤さんの人柄でしょうか。
課題のヒアリングのときもそうでしたが、構えることもなく、問題点も話せましたし、「確かにそこも課題だな」、と純粋に思えたりしました。

研修の提供をしている会社はたくさんあるけど、同時に商品を並べるところがたくさんあります。
何が必要かを丁寧にヒアリングして、それから提案に移っていただいたところ、同じ提案でも、その間が大事だと思います。

また、柔らかい雰囲気が感じられるところですね。
聞き手
最後に、今後の施策の展開について、お聞かせいただけますか?
戸久世氏
はい、ストレングス・ファインダーについては、まだ知らない社員もいるので、これから少し間を開けて、また全社員に展開して、「強みを意識する文化」を定着させていきたいと思います。

企業情報

株式会社アンサー

創業1992年
社員数140名
代表取締役五十嵐一郎
会社の特徴システム事業(オープン系システム開発、汎用系システム開発、サーバー・ネットワーク構築) 
研修事業(企業様向けIT研修、ITビジネススクール)

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